楽しい昼であっても、心に引っ掛かることがある。 それは、夢果のことだ。 あれから、夢果の父親らしい人は夢には出てきてはいないが、夢果にはいつ、話し掛けようか。 このことが、頭からずっと離れない。 ある日、このことを考えすぎて、昼飯を食べているとき、ボーッとしていた。 「望夢~?何したの?大丈夫?」 「ああ。大丈夫。隆也、これ食うか?」 それは、俺があまり好きではない、エビフライだ。 「食べる~~!!!!!!いいの?いいの?」 「ああ。」 「やったね!!!!!」