次の日から、隆貴、隆司、隆也、俺の4人で過ごすことが多くなった。
隆貴は、1組。
隆司は、3組。
隆也は、5組。
そして俺は、8組。
見事にクラスが、バラバラだ。
しかも、クラスとクラスが結構はなれているし。
でも、かならずと言って良いほど、誰かのクラスに3人以上は集まっている。
おとなしそうな隆司が、屋上の鍵を持っている。
全校集会のとき、職員室に誰もいないとき、本当の鍵を粘土に押し付けて、型をとり、自分で造ったらしい。
だから、お昼になると、4人集まって屋上で昼飯を食べる。
隆也以外、あんまり騒いだり、話したりしていないが、今まで、家でも学校でも、1人で飯を食っていた俺にとっては、楽しいことだった。


