…夢の中… 俺は、どこにあるのかわからない、公園のベンチにいた。 車は通っているようだが、音がしない。 公園には小さい子供やその子供の親がいて、楽しそうに話したり、楽しそうに遊んでいるのに、声が聞こえない。 そんな中、俺は、一つの声が聞こえた。 「望夢?」 親父でも、祖父でも誰でもない、聞いたことのない男性の声。 それも、少しかたこと。 「だれ?」