―愛しのあの娘は―[短編]



そしてカナタの方へ向く。

告白された時に、フっていれば進藤君がこんな思いしなかったよね。


「ごめんね」

でも楽しかったよ、3日間。


ばいばい。


「進藤くん」

カナタのそばへ行き、抱きついた。


「じゃあね」

そう言って進藤君は昇降口から出て行った。

私、最低だ。


カナタの胸で涙を流す。


偽りの愛は痛い。


―優しいあの子は(完)―