―愛しのあの娘は―[短編]




え?その声―――


「・・・カナタ」


なんで来たの?やめてよ、諦めきれなくなるから。


「ごめん。別れようなんて言って。まだ・・・もとに戻れるか!?」


『ごめん』その言葉が心に響く。どうしよう・・・。

進藤君を見る。口元は笑っているけど、目が「行かないで」と訴えている。

ごめんね、本当にごめんね。