『まぁあんたがモテるのは分かるよ』 『沙衣は、相当遊んでそうだよな』 ちょっと微笑んで一哉が言った。 『ほんとにこいつは、とっかえひっかえ羨ましい… 小学生の頃はそんな面影もなかったのに!』 『あんたは可愛い彼女がいるでしょ』 あたしと竜は笑ってからかい合った。 12時頃あたしたちは解散した。 『じゃあな沙衣、また明日』 『うん、おやすみ』 竜は彼女と会うらしく、急いで帰って行った。 『また誘うわ』 ふっと微笑んで一哉が言った。 『待ってるよ。』 あたしも軽く微笑んで言った。