東口で待っていると、たかが5分くらいで3回ナンパされた。
あたしはナンパされても格好よくない奴は完全無視。
相手にしなければ大抵の男は引き下がる。
『ねぇねぇ君、超かわいいじゃん
暇なら俺らと遊ぼうよ』
またきた。
いかにもチャラそうな中途半端なヤンキーって感じ。
もちろんあたしは眼中にない。
視界に入ってないかのように相手にもしなかった。
『おいおいお姉さん、聞いてんの〜?』
うっさいな。はやく散れよ。
『ちょっとでいいからさ、ね?遊ぼうよ』
男たちはあたしの肩を掴んで連れて行こうとした。
離そうと必死に抵抗するが力が強くて敵わない。
『しつこいな。いい加減にしてよ。』
『いーから行こって。
いい店知ってるよーん』
3人掛かりで引っ張られて、ほんとにやばいかもって思ったその時。
『てめぇら何してんの?』
