◆ツンデレ彼氏?!◇




…そんなに深刻な悩みでも抱えてるのかな?


もしそうだったら、あたしは何も出来ないのかな?



モヤモヤとした気持ちの中、あたし達の別れる道まで来た。



「…あの!あたしじゃ頼りないし、何も出来ないかもしれないけど…


何か悩んでいるなら話してください!それじゃ!」



それだけ言って

恥ずかしくなったあたしは走って家に帰った。



「ただい…」


玄関に入った瞬間すごい怒鳴り声が聞こえてきた。



「だから!言ってんでしょ!あんたの親父のことなんか知らない!こっちにだって家庭があんの!」



「わかってる!けど…一度は愛した人だろ!?見舞いくらい行ってやれよ!」


「…っ!とにかく!あたしはね、あんな男の見舞いになんか行かない!」