「ねぇ、美里は例の男の子にあげないの〜?」 「例の…ってなにを?」 美波が言った“例の"の意味を理解していたが、照れ隠しのように聞き返した。 「なんで?!本命チョコだよッ!!優祐君に♪」 久堂優祐(クドウユウスケ)。 幼稚園のときからずっと一緒にいる幼なじみ。 それに… 私の初恋相手でもある。