仕方ない!!!



直接は無理でも、せめてドアノブにでもかけてこよう!!



直接会うわけでもないのに



ユウ君と会えることに少し期待をして、ヘアーアイロンで髪を伸ばした。



あったかい格好をして自転車の鍵を握る。



「美里、どっか行くのか?」



げっ…!!



そういえば今日お父さん休みだったんだ…