「馨、起きろ」 「んぁ...兄貴?」 「もう朝だぞ? また遅刻したいのか?」 「んー 学校近いんだからよくねぇ...?」 学校は俺達の家から徒歩で約20分。 「いいから起きろ もう勉強教えないぞ?」 「起きました」 「先下行ってるからな すぐ来いよ?」 そう言い残して俺の部屋を出る。