「よっ 早いな」 「そうか?」 少し遅く来たつもりだったけど、いいか。 「じゃ、おじゃまします」 「いつもと同じように先部屋行ってて」 「ん」 圭の家に行くと、毎回聞くこの言葉。 圭の部屋は俺よりは少し片付いてるけど、音楽系の雑誌などが床全体に散らばっている。 「...少しは整理しろよ」 なんて自分が言えないがいつも思ってしまう。 「お待たせ~」