怜にまた軽い嘘をつく。 本当はしたくない。 「俺本買ったけど、馨も買う?」 「いや、今度圭とでも買いに行くよ」 「そう? じゃ、帰ろっか」 「おう」 怜と来た道を戻り、家に入る。 「あれ、母さんたちがいない...」 「え」 怜の後ろから見ると、電気はついていなくて 誰もいない。 「仕事かな...」