「優生ちゃん覚えてないかな?昔よく遊んだんだけど…」
夏美さんが私にいった。
夏美さんは小児科医で私の主治医だったらしい。
その時に敦史くんとも一緒に遊んでいたんだって!
でもすぐに夏美さんはアメリカに研修に行ってしまったみたい。
「ごめんなさい。覚えてない…」
「いいのよ!気にしないで!この間日本に帰ってきて、また優生ちゃんの主治医になったから☆」
「あらそうなの~?言ってくれたらよかったのに!また一緒に働けるのね♪」
お母さんと夏美さんが楽しそうに話しているなか私は敦史くんと友達になっていた。
