私は遠目でその人を見ていた。 「篠沢先生ぇ~!!」 校舎の二階からこの高校の生徒であろう女子2人があの男の人に手を振っていた。 篠沢先生であろうあの男の人もその生徒に向かって手を振りかえしている。 この高校の先生なんだ…生徒に愛想振りまきすぎじゃん? 先生ぽくないなぁ~ なんか苦手(笑) 私はそう思いながら由璃愛達と校舎に入っていった。 このときはまだ苦手な先生。このときは…