その夜、猫は少女・メイの家を訪問した。
「あら猫ちゃん。今日はどうしたの?」
「メイちゃん、ワタクシにピーナッツバターをください」
「ピーナッツバター?」
「ちょいと山篭りをして体を鍛えようと思うのです。その為にはピーナッツバターが必須であるとの都市伝説なのです」
 少女はちょっと困った表情を浮かべた。
「私のうち、マーガリンかいちごジャムしかないなぁ」
「じゃあカツブシください」
 猫はカツブシを貰い、その場でベロベロ食べた。