『突然のラブストーリーの結末』(突然ラブ)

目が覚めればお昼前。



ベッドから降りて携帯電話で時間を確認。


今からなら午後の講義に間に合う。







けど、行かない。







眠気で重たい頭。



すごい荷物が乗っかっているように重たい肩。



病気じゃない。



きちんと病院にも行った。



「夢とか見つけたら治りますよ。精神的なものだから」



軽くそう言われた……。







動く気持ちになれないから、ソファーベッドに寝転がった。





ソファーベッドは……身長150cmのチビの私にとってもさすがに狭い。




狭いから、両足を曲げて、自分に引きこもるように……さらに小さくなった――。