「和真。」


「どうした美津希?」


「別れよう…」


雪の降る中


彼女の君は


そう呟いた。


「ああ。」


「……ありがとう。」


彼女は
俺の手から簡単に
離れて


消えたんだ。


ああまた傷つけた。


彼女の君を


失った。


美津希……


「好きだった…」


愛してたよ


好きだったよ