幼なじみの四角形*

「じゃあまず…」



杏がゆっくりと話し始めた。



だいたい分かってる…
杏が話したいこと。



「みんなあたしたちの気持ち…知ってるはずだからさ。」



そう…
俺達はみんなの気持ちを知っている。。
元は俺のせいかもしれないけど…



「もうさ−終わりにしよ?」



杏の冷静な声が四つ葉公園に響いた。



「は?杏何言ってんだよ!!!」



和真は、諦めたくないのだろう−