「優斗帰ろ」


「早く行くぞ」


「おう。」



俺は
知らなかった
このふたりが
両思いなのに付き合わないこと



「もう3年だね」


「ああ…」


「忘れてた今日」


クリスマス−


「すぐだよ…。」



杏が小さく呟いた



俺たちの
最後の1年が
始まる。