さくらが
小さくなった気がした


不安を
たくさん抱えて
いたんだと思う



目に涙を
溜めながら話す
さくらは



「ありがとう。」


「うん…」


「いつか4人また会えっかな」


「会えるよ。」


「だよな…」



俺は微笑んで
病室を出た。


4人が
それぞれ抱えた思い


それぞれ
素直になれなくて


たくさん
傷つけあって


幼なじみに
戻れなくしたのは


俺たち自身だ。