「…………りたい」

真っ白な用紙の上に、ぽたりぽたりと涙が落ちる。

耳に入ってくるのは、初めて聴くMonsterの新曲。

「戻りたいよ、真由美……」

突き放したのはあたし。謝られても、戻らなかったのはあたし。

あたしなのに、真由美がいないと寂しくて。