「最低だったよ…俺ん家知ってんだろ??小さな企業やってるって。…もう、終わりそうなんだ。…だから」 ギュッと坂場先輩は拳に力をいれ握りしめる 「美紀チャンには悪いことしたって思ってる…すまなかった」 苦しい顔をした先輩 ゆっくりと深く頭を下げた。 坂場先輩は自分家のために 美紀を犠牲にしたんだ。