負けてしまうからだってさ 軽く触れるか触れないかのキス。 図書室だから 美紀の可愛顔とか見られたくない。 「…岡田…?//」 「始めよっか」 「うん……」 すぐに机の教科書に目を移し 意味が分からない単語を書き始める。 あの時に美紀が悲しい顔をしたなんて 思ってもいなかった。