なんとか準備も間に合い、文化祭当日。 あたしたちのクラスは予想以上に盛り上がっていた。 「誰かー、こっちよろしく!」 「こっちも人足りてないよ!」 そんな声が裏方で飛び交うなか、あたしは 来てくれたお客さんに出すジュースを準備する。 「神山くん、これ三番テーブルね」 そう言って彼に受け渡す。 「りょーかい!」と元気に言って出て行く神山くんは、もちろんホスト姿で。 普段からもかっこいいほうだけど、 今日はさらにかっこ良く見える気がする。