アイツは眠そうに目を擦りながらあたしを見ている。 なんか、かわいい…? いつものアイツと違う。 ほんとに子供みたいだな。 あたしはついクスッと笑ってしまった。 あまりにもいつもと違いすぎるからさ、可笑しくて。 「おい、なに笑ってんだよ」 アイツはそう言ったあと美紀の姿を見つけて、「やっちまった…」と呟いた。 今のアイツは本調子じゃないみたいだ。