『‥好き。』
『‥‥え?』
『アミが好きなんだよ‥っ』
「はい、カットー。いいね、2人とも。キュンキュンするよー!」
初めてのドラマ撮影は、思っていたよりも楽しくて
一度もNGを出すことなく進んでいた。
「じゃあここら辺でお昼休憩にしようか。」
その監督さんの一言で、今まで真剣だったスタッフさん達の顔が緩んだ。
みんなごはんを食べにどこかへ行ってしまった。
あたしは鈴木さんが買ってきてくれたお弁当を食べながら祐くんにメールを送った。
[撮影は順調で楽しいよ!]
「花岡、演技上手いね!初めてとは思えないよ。」
吉田くんはあたしの隣でパンを食べている。
「そうかな?吉田くんもすごいよ!」
さすがプロの俳優さん。
その役になりきっている。

