どーるぷりんせす




「じゃあ行きますか?舞さん」

「うん。‥じゃあごゆっくり〜」


意味深な笑みを浮かべて2人は保健室から出ていった。


保健室には真っ赤な結衣と俺の2人だけ。

時計の動く音と、グランドからの声だけが響いている。


静かに結衣の隣に座ると、結衣の肩に手を回した。


「吉田くんはすっごーーく優しいそうですね。」


"優しい"を強調して言うと、結衣の肩が小さくはねた。


「いや、そんなに優しくはない‥こともないけど‥ない?」

何言ってんのか全然わかんねー。


「しかも頭を撫でられて赤くなっていましたね。まぁあんだけイケメンで優しい吉田くんに撫でられたらそりゃあ顔も赤くなりますよね」


結衣を見ると、キョトンとした顔で俺を見つめていた。

なんだか恥ずかしくなって結衣から目を反らす。