どーるぷりんせす





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バレンタインデーの放課後。


あたしは祐くんと一緒に祐くんの家へと向かっている。


「今日親居ないから」


「そ、そうなんだ!」


‥ってことは2人っきりだよね?!


ただでさえ初めての男の子の部屋で緊張しているのに余計に緊張しちゃうよー‥。


「今日あんま話さないけど大丈夫?具合悪い?」

「やっ、全然!むしろ元気だよっ」

「そっか」


少し怪しんでるような顔であたしの手を取った祐くん。


ちらっと祐くんのポケットから見える携帯にはちゃんとあのキーホルダーがついていた。


あたしとお揃いのキーホルダー。


嬉しくなって歩く足も自然と速くなる。