小春ちゃん…

何を言い出すんだ…


俺が言葉を失っていると
小春ちゃんはいそいそと
立ち上がった。


『ほな…うち寝る。おやすみ…』


にこっと笑って小春ちゃんは
リビングから出ていった。



俺はびっくりし過ぎて

蝉の抜け殻のようだった。




同じ屋根の下で

ひと夏過ごす

初日の夜の出来事




小春ちゃん…

君は…天然さん?