あたしの執事

「大輔さん…?」
「ココロ様っ…どこに行ってらしたんですかっ!?」


私はさっき作ったケーキをそっと後ろに隠した。


「ちょっと散歩行ってきた♪」


私はケーキをすぐに大輔さんに見えない所に置いた。



「もう、私が行くこと、ハルカ様達に伝えましたか?」


お母さんに…?
あー!!!
忘れてた…。


大輔さんが来てくれる事だけに夢中になっててお母さんに伝えるの忘れてた…


私はすぐに携帯を取りだし、お母さんに電話した。


「お母さんー!!」


「あら、ココロ♪今日の何時頃来るの―っ?」
「それが…その…大輔さんも…」


お母さんからの返事はない…。


やっぱり…急に言うからだよね…。
OK貰った時にすぐ言えば良かったあ…。



「ココロ馬鹿!そういうのは早く言ってっていつも言ってるでしょっ!…まあ…大毅も喜んでるし…早く来なさい♪」


急に態度が変わるお母さん。
まだまだバカップル並みのお母さんとお父さん…。



どうか…大輔さんの前だけではイチャイチャしないで…。