あたしの執事



小さく深呼吸をして、ゆっくり目を瞑った…。




「それでは…今年のミスコンに選ばれたのは…」



いろんな場所から光出ていてその光が移動を繰り返す…そして…



「さくら様です!!」



さくらの名前が呼ばれた瞬間、私の頭は真っ白になった…。



さくらが立つ場所に光が集まる。


何で…さくらなの…。



私は、大輔さんの方を見た。



優しく微笑みを浮かべた大輔さん…。




大輔さんの手には…小さな花束があった…。



大輔さんは、私を信じてくれてたのに…私はそれを裏切ってしまった…。



「まだ落ち込んではいけません!!審査員特別賞、最優秀賞などがあります!!この2つは、同じお嬢様が取っています!!」




審査員の言葉がよく理解出来なかった。




まだ…望みはあるの…?