あたしの執事

「わ~い♪じゃあよろしくね、ココロ♪私の事は愛莉でいいから♪」


心配そうに私を見つめるさくら。


きっとさくらは大輔が心配なだけ。
そんなの分かってる。


「ていうかっココロの執事めちゃくちゃイケメンじゃん♪」


そういって大輔の目の前に立つ東條……愛莉。


愛莉は大輔の手を握り、自己紹介し始めた。



「初めまして?私、東條愛莉です」


ちょっと……私の大輔に触んないでよ……。


「大輔です。宜しくお願いします」


大輔は愛莉の手をそっと離した。
その瞬間、愛莉の顔は一変した。



しかし、その後は笑顔になり、私の目の前にたった。


「宜しくね」


愛莉はそう言って教室を出ていった。
愛莉の執事も私達にお辞儀をして愛莉を追いかけた。


「ライバル……出現……かあ」