繋いだ手も熱かった。


私はそのまま保健室に入った。

「え…ココロ様っ!?…どこか悪いんですか!?」

体調悪いのは、大輔さんでしょ。

そう思いながら私は保健室の先生に言った。

「私の執事が…風邪みたいなんですけど…」

「わ…私なら平気です…さっ…ココロ様、教室に帰りましょ」


大輔さんに肩にそっと手を置かれたけど、私は動かなかった。