「村上?どした、ぼーっと突っ立って」 「えっ、あ…なんでもねぇ」 急に声をかけられて、思わず大声が口から出た。 俺は足早に一番前の席まで移動した。 今の声で、きっと七瀬は俺の存在に気づいたハズだ。 「珍しいなー村上が前の席に座るなんて」 先ほど声を掛けてきたやつが俺の隣に座った。 まぁたまにはな、と苦笑いを浮かべて答える。