雪の降る日に

 

「──っ!?」

俺は七瀬の両手を強引に掴み、壁に押し当てた。 


七瀬の手から、筆入れが滑り落ちる。


静かな教室に響いたけたたましい音。

それと、小さな悲鳴。



「やっ、なにっ──んんッ!」


また口付けた。
手にも、押し付けた唇にも、グッと力を込めた。 


七瀬の手を握っていた片方を離し、七瀬の後頭部に触れ、深く、舌を入れた。



七瀬は俺の舌の感触にくぐもった悲鳴をあげた。