「・・・なぁんか引っかかる言い方だなハル・・・」
ユウが突っ込んできた。
見逃せよなぁ。こういうときは・・・。
「べっつにぃ。お二人のラブラブーな時間をお邪魔したくなかっただけですけどぉ?」
「ハルッ!てめっ!!!!」
「はいはい、冗談だよ。
じゃあ、俺は行って来るな」
「おーう。行ってらっしゃい」
「気をつけてな」
そういって、俺は家から出た。
家を出れば、人であふれてる・・・というよりも、俺たちが住んでるところは学校の寮。
その寮には先生だけじゃなくて生徒も一緒に住んでいる。そうすることで、社会のこと、上下感覚がしっかりしてくる。
だから、すごくあまりにも・・・っていう荒れてる様な生徒はあまり居ない。

