「先生がわるいんだもーんっ」 「俺のせいかよ!」 「そうだよ!」 はぁ・・・とため息をつきながら思い返せば確かにこいつはお昼のときも人一倍においしそうに食べていた。そういう小さな幸せを感じることができるんだなこいつには・・・。 でも、そんなやつが泣いていた・・・。やっぱりそれはすごく切ない・・・。 「ユリ・・・」 「あぁ・・・。うん・・・。」 そうちょっとした間をあけながらもユリはそのときのことを話してくれた。