夕方になる、帰宅しましょうという音楽が流れた・・・。



「あーぁ・・・。もうそんな時間かぁ・・・。」

「ふ・・・。あっという間だったか?」

「うん・・・。ってえ!だめだった?」

「いいや。いいことだよ。さっきあれだけ落ち込んでいた子がそう思えたってことは・・・。楽しんでいただけて光栄ですよお姫様?」

「うわぁ・・・。なにそれヒクゥ・・・」



ものすっごいいやな顔をされた。

俺がみた中では屋上で一回・・・あのとき泣いていらい今日はまだ泣いてなかった。

よかったと心のおなかで安堵しつつもやっぱり気になった。

ユリになにがあったかを・・・。