すごくしんみりした顔でこちらを見てきた。



「え?何言ってるの?お前の来るの!」

「え!やだっ教室行きたくない!!!」

「誰も教室行けだなんていってねぇだろうが!」

「え・・・?」



当然のように、ユリはびっくりした顔をしていた。

本当は行かせたい。それはきっとこいつのため・・・。

でも、今いったって何の意味も無い。

ただ、のしかかる恐怖に怯え震え不安に耐えるだけ・・・。

そんなのいかせれるわけが無い。



「ちょっとしたドライブ。行かないならいいけど?」

「ドライブって・・・。いいの・・・?」