そういって、俺はハンカチを渡した。

「先生・・・。男性なのに普段からハンカチ持ち歩いてるの・・・?」

「おとこだってデリケートなんですー!ハンカチぐらいもちあるくっつのっての!つうか・・・持ち歩けよ!きたねぇなぁまったく・・・お前の知ってる男子たちわよぉ。」

「えっ!ちょひど!!。なにそれ!!!遠まわしに私も汚いって言われてるみたいジャン!!?」

「あれ、お前持ち歩いてるのか?」

「あったりまえでしょう!?ほら!!!・・・・あれ・・・・」



ユリはぽっけをさぐるがハンカチらしきものは出てこない。



「しまった、教室のかばんの中だ・・・」

「ぷっ・・・!」

「笑うなー!!」

「はいはい。」



やっと・・・泣き止んだな・・・。



「さてと・・・。行きますか・・・!」

「え・・・行っちゃうの・・・?」