「お前はどうしたいんだ?その二人ともっと仲良くなりたいのか?それとも、離れたいのか?」
「え・・・??」
「つまりそういうことだろう?」
「まぁ・・・。」
そういって、ユリは空を見上げる。
それにつられて俺も見上げる。
それは壮大に広くて青かった。雲も少なくてこのまま遥か彼方まで見えるんじゃないかってぐらいきれいだった。
そのまま見とれてぼうっとしてしばらくして横を見ると・・・
「・・・・・っ!く・・・っ」
泣いていた。
きっと、我慢してた心が限界がきたんだろう。
辛いというものをグラスに注ぎきれず、涙として漏れてしまった。
「ほら・・・」

