「奇数は嫌いってだけ・・・」

「え?」

「奇数ってさ・・・。決まって独りになるじゃん。
2と1とか2と2と1でとか・・・」

「まぁ・・・?」

「そのうちの1にくるのって絶対私なの。別にいじめられてるわけじゃない。・・・あーでもみんなから見て私ってどうなのかなぁ・・・」

「え。何。よくわからないんだけど・・・」

「えぇー。」



そういって、ユリは顔を膨らませる。どうやったらわかるかなぁって頭を悩ましている。

そういえば、こいついつも一緒にいるやつってユリ含めて3人グループだっけ。

そいうことか・・・。



「で・・・?何かあったわけ?」

「別に・・・ない・・・」



無いのかよっ!と突っ込みたかったけど顔を見ればすぐにわかる。

何かあったって・・・。