「別に?いいだろう?え、何。それとも戻りたい??」

「え・・・?」



ここまで言わないとわからないのかよお前は・・・。



「なんか抱えてるんだったら話せよってとだっつの」

「あ・・・・。うん・・・。」



そういって、ユりは胡坐かいて座っている俺の横に体操座りで座って下を向いていた。



「先生ってさ・・・。独り・・・体験したことある・・・?」

「はぁ!?」

「あっ!いや・・・その・・・」

「え、何。お前クラスから今いじめられてるのか!?」



やっぱり、自分の担当するクラスでそういうのがあると切ない。

それに、このままではいけないとおもう。だからやっぱりきになってきいてしまった。



「ちっ違うの!いじめてられてなかいないよ!?」

「・・・本当か?」



そういって俺は、ユリの額に人差し指でつつく。



「うん・・・。ただね・・・?」

「ただ?」