それは、屋上。



走って、走って屋上へ行く。



バンッ

「きゃっ」

びっくりした桃の声が聞こえた。

「大丈夫か!?」

「雫・・・」

「少し、遅かったね?先輩」

「は!?」

「桃ちゃん、俺とキスしちゃった」

「えっ!!ちょっ!!」

「ちょっと、黙ってて」

「マジかよ」

「そうだよ」

「うぜぇ」

そう言って、俺は中村に近づいて行って殴った。

「うっ・・・」

「あっ雫!!」

「お前、もう一言ってみろ」

「ん?桃ちゃんとキスした」

もう一発、殴った。