慌ただしく入ってきた俺に驚く保健の先生。

「突然倒れたので・・・」

「分かったわ そこに寝かして」

「はい」

ベットに横たわらせて、気を利かせベットから離れてカーテンを引く。



暫くして・・・

「もう大丈夫よ」

「そうですか 原因は?」

「貧血よ? 最近よく眠ってなかったみたい」

「そうですか」



桃が起きるまで、ベットの隣で手を握る。

「んっ・・・」

「起きた?」




〔桃〕
目覚めると、優しく問いかけてくれる先輩。

「うん どうしたの?あたし」

「突然倒れた」

「最近、様子も変だし どうした?」

「先輩は、あたしを好きじゃないでしょう?」

「はぁ?」