次の日から、私は図書室に行かなかった。
黒木くんの事は決して嫌いじゃない。
だけど、私と黒木くんが仲良く話をしたりする姿は、想像出来ない。
結局、何も出来ないままテストを迎え、結果は言うまでもなく散々だった…。
「暁…。お前やる気あんのかよ…。」
職員室に呼び出された私は、案の定、先生に怒られていた。
「すいません。」
「はぁ…。とりあえず、これ。」
ため息を尽きながら、先生はレポート用紙を私に渡してきた。
「…世界の介護福祉について…?」
レポート用紙の最初に、そう書かれていた。
「今回のテストで成績が悪かった生徒が提出する課題だよ。期限は1週間だからな。」
3年生の選択授業で私は介護福祉を受けていた。
介護福祉の勉強は思ったより楽しく、テストの成績も、わりと良かった。
「でも、介護福祉は赤点じゃなかったですよ?」
「あぁ、課題は2つあるうちの1つを選んで提出するんだよ。」
「もう1つの課題は何ですか?」
「化学反応の促進と超音波の関係について。」
…はい?
全く意味が解らない。
「介護福祉のレポートにします…。」
黒木くんの事は決して嫌いじゃない。
だけど、私と黒木くんが仲良く話をしたりする姿は、想像出来ない。
結局、何も出来ないままテストを迎え、結果は言うまでもなく散々だった…。
「暁…。お前やる気あんのかよ…。」
職員室に呼び出された私は、案の定、先生に怒られていた。
「すいません。」
「はぁ…。とりあえず、これ。」
ため息を尽きながら、先生はレポート用紙を私に渡してきた。
「…世界の介護福祉について…?」
レポート用紙の最初に、そう書かれていた。
「今回のテストで成績が悪かった生徒が提出する課題だよ。期限は1週間だからな。」
3年生の選択授業で私は介護福祉を受けていた。
介護福祉の勉強は思ったより楽しく、テストの成績も、わりと良かった。
「でも、介護福祉は赤点じゃなかったですよ?」
「あぁ、課題は2つあるうちの1つを選んで提出するんだよ。」
「もう1つの課題は何ですか?」
「化学反応の促進と超音波の関係について。」
…はい?
全く意味が解らない。
「介護福祉のレポートにします…。」
