「変、却下」


「おーこれナイス!
……って4拍子なのに所々5拍子になってる……。
え…また書き直しかよ…」


「これだ!俺天才かも」


百面相の悠里は見てて面白い。


「やべー、龍美の切ないだろ…。
って俺泣いてるし…。
情けねぇ…。
でも俺、祢桜居なくなったら…奈落に落ちてしまうかも……」


「馬鹿じゃん悠里」


「………っ」


突然現れたあたしにビックリしている悠里。

「あたしは居なくなんないぞ?
もう、よしよし、あたしの胸で泣きなさい」


あたしは部屋のソファーに座って、大きく手を広げた。


すると悠里は涙を浮かべ…てか下を向きながら、あたしのところに来て、あたしの胸で泣き始めた。