「はいはい(笑) 今から、どこに行くの?」 あたしは頭を傾げながら聞いた。 「ん〜夕日が見れる海?」 「何故疑問系?」 「なんとなく?(笑) 海に行くまでに、デパートあるんだ。 そこで、夕方まで時間潰していい?」 ちょっと、真剣な顔つきになった悠理くんに、ドキッと胸が高鳴った。 やっぱ好きなのかも……。 「う、うんいいよ!」 うわー。 動揺隠せてないよ。 「さんきゅ! じゃ、ニケツして行こう!」