祢桜side


目覚めたのは6時。


あいつの所為で……。


あいつとは煌夜のこと。




それはそれは、あたしが幸せに寝ていたところに………、


「ブス起きろ!」


…………安眠妨害する馬鹿が来た。


「今…なん、じ…」


と煌夜に聞くと、


「ん?6時だけど?(笑)」


一々あたしを馬鹿にするような言い方で返してきた。


「出ていけ」


あたしは低い声で言う。


完全に"赤信号"。


「嫌だね。
さっさと着替えてランニング行くぞ」


「なんで、お前と行かなきゃなんねぇんだよ!?
つーか誰がランニングなんか行くかよ」


あたしは寝ときたいんだよ。


「てめぇ忘れたか?
俺、根に持つからよ、風呂場の電気の仕返しに来たし」